R.S
総合職
シンガポール森村商事
2007年入社/経済学部
シンガポール森村商事の拠点長として、営業活動や部下のマネジメント、会社の経営管理を行っています。
営業では東京本社の各営業部のフォローアップと、新規開拓をしています。
1か月の半分ほどは、シンガポール内の企業のほか、マレーシア、インドネシア、スリランカなどに出張へ行きます。
シンガポール森村商事では、最終マーケットが電子部品・半導体になるものが売り上げの約9割を占めており、他にも売り上げの柱となるビジネスを作っていくことを目標に動いています。
特定の国や商材に偏らないようにすることで、経済の影響で電子部品や半導体の需要が下がることがあっても、別の商材でその売り上げをカバーするような経営基盤を作っていきたいです。
Q3.
あらゆる国に、新規営業をかけるうえで、商材に関するお勉強はどのようにされていますか?
現地で見聞きすることがいちばん学びや気付きを得られます。
もちろん、書物を読んで勉強する機会もありますが、それ以上に生の情報というのは理解が深まります。
例えば原材料を販売するまでの過程は言葉にすると非常に単純です。
採掘、異物除去、粉砕、検査、梱包、出荷のように。
工程を直接見ることで、携わっている人の思いや、どれだけしっかり管理しているのかを知ることができ、驚きや発見が沢山あります。
その先に、商材への愛着が生まれてくるものです。
愛着が湧くと、売ろう!という気持ちになる。
売れ行きがどんなに悪いときでも、ただ売り上げが下がることを心配するのではなく、携わる人の思いや生活を考えて、絶対に売ってあげよう!という気持ちになれます。
Q4.
マネジメントについて詳しく教えてください。
部下のマネジメントという点では、基本的なことではありますが日頃のコミュニケーションや、部下の動きに気を配るという点がいちばん大切だと感じています。
現地スタッフはスピード感を持って仕事をさばいてくれますが、お客様、現地スタッフ、本社のスタッフで認識にすれ違いが起こってしまうケースも稀にあります。
例えば同じシリカという材料でも、採掘してそのままのものか、人の手で加工して純度の高いものなのか、ということだけでも使い方や価格が全く違います。
ちょっとやりとりの流れがおかしいな、と感じたらフォローを入れるように気にかけていますが、基本的にはスタッフを信頼してお任せしています。
Q5.
ご自身も新規の商材を、あらゆる国や業界に営業して動き回っていく中で、やり取りの異変に気が付くのは、難易度が高いように感じましたが、コツやポイントはありますか?
コツというのは、特にないかもしれません。
やはり、日頃からしっかりコミュニケーションをとって向き合うことは常に心がけています。
写真はCompany Dinnerの際の1枚です。コロナに伴い、中々 社内での交流が出来ませんでしたが昨年末からようやく食事も出来るようになりました。
4名の少数部隊では御座いますが、皆で力を合わせて頑張っています。
Q6.
シンガポールで働いていて印象に残っている人や印象に残っている出来事はありますか?
沢山あります。答えになっていなくてすみません。
シンガポールでは数々の日本企業や海外の企業が拠点を構えています。駐在員として来ている方々や現地の方々など、あらゆる文化的背景に触れることができますので、刺激的な毎日です。
家族を連れて遊びに行く、海に面した公園です。
シンガポールは家族を連れていける公園が沢山あり、自然と触れ合う事も沢山できます。
Q8.
森村商事の強みだと思う点を教えてください。
原材料の販売が主体の会社で耳慣れない ニッチな世界が主体となりますが、長らく築いてきた歴史にも支えられ、「原材料と言えば森村商事」とご認識戴いているお客様も多々いらっしゃいます。シェアに関してもマイナーな物から中には業界シェアの50%以上を占める製品を取り扱っている部門もあり、原材料のフィールドにおいて幅広く活動しております。
Q9.
続いて就職活動や学生時代のこともお伺いしたいと思います。
学生時代に力を注いだことを教えてください。
オーストラリアンフットボールのクラブチームに入り、国内外によく遠征をしておりました。遠征時以外にも週6回の練習に加え、ウェイトトレーニング等もしていたので、殆どの時間を同活動に費やしておりました。オーストラリアンフットボールは日本ではまだまだマイナーなスポーツですが、オーストラリアの国技の一つであり、同地での人気はラグビーと並ぶトップスポーツです。今は中々会う機会がないですが 同活動を通し 一生付き合える大切な仲間を得られた事も 貴重な財産となりました。
Q10.
最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いいたします。
悔いの残らぬよう、沢山考え、分析し 進路を決めてください。会社に関するすべての情報を就職活動時に把握するのは難しいと思うので、最後はご自身が培ってきた直感に頼るべきだと感じております。頑張ってください。